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084 : Lady John Douglas Scott [楽興の時]

 

 

 

Lady John Douglas Scott

 

Annie Laurie






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Who are you ? 

 Annie Laurie even, not even Lady John Douglas Scott 















 

『アニーローリー』(Annie Laurie)は、代表的なスコットランド民謡として知られる楽曲。


ウィリアム・ダグラス(William Douglas 1672? - 1748)の詩をもとにして作られた。

作曲はスコットランドの女流音楽家ジョン・ダグラス・スコット夫人(Alicia Scott)。














 







 

1      Maxwellton's braes are bonnie, 

Where early fa's the dew, 

And it's there that Annie Laurie 

Gave me her promise true, 

Gave me her promise true, 

Which ne'er forgot will be, 

And for bonnie Annie Laurie 

I'd lay me doon and dee.


2      Her brow is like the snowdrift, 

Her throat is like the swan, 

Her face is the fairest 

That e'er the sun shone on. 

That e'er the sun shone on, 

And dark blue is her e'e, 

And for bonnie Annie Laurie, 

I'd lay me doon and dee.


3      Like dew on the gowan lying 

Is the fa' o' her fairy feet. 

And like winds in the summer sighing, 

Her voice is low and sweet. 

Her voice is low and sweet, 

And she's a' the world to me, 

And for bonnie Annie Laurie, 

I'd lay me doon and dee.









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歌の由来

アンニー・ローリーは、マクスウェルトン卿のサー・ロバート・ローリーの末娘だった。

16821216日に父親の館であるマクスウェルトン・ハウスで生まれた。

スコットランド中に知られた美人だったといわれている。


詩は、1700年ごろに書かれたものである。

言い伝えによれば、ウィリアム・ダグラスは彼女に結婚を申し込んだが、歳の差、彼女がまだ若すぎること、政治的な立場の相違(氏族間の対立)などで、マクスウェルトン卿から強く反対されたという。



ダグラスは恋の痛手からようやく立ち直った頃に、エリザベス・クラークという女性と出会い駆け落ちをした

                                        

                                            











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一方、アンニー・ローリーは、1710年にクレイグダーロックの領主アレクサンダー・ファーガソン(Alexander Fergusson)のもとに嫁ぎ、約33年間そこで暮らした。

彼女のために大邸宅が建設され、彼女の好みで作られたという庭園も残されている。


没年は定かではないが、1761年に亡くなりクレイグダーロックに埋葬されたと言い伝えられている。

マクスウェルトン・ハウスには、今も彼女の肖像が残されており、その昔ウィリアム・ダグラスの心をとりこにしたという青い瞳の佳人の姿をうかがい知ることができる。


また、彼女の夫がジェームス・ファーガソンであったとの説もあるが、誤伝とされている。











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ネス湖







曲は18382月にスコットランドの女流音楽家ジョン・ダグラス・スコット夫人(1810 - 1900)が作曲。

ウィリアム・ダグラスの詩は、何度か手直しされたといわれている。


そして、1854年のクリミア戦争で、未亡人や孤児となった人たちへの慈善活動のために出された歌集にこれが載せられたことから、やがて軍楽隊も演奏するようになり広く知られるようになった。


戦地の兵士たちもこの歌を口ずさみ、故郷にある大切な人をしのんだという。

さらに、明治初期の日本には、まったく別の歌詞で伝えられたようである。

また若干旋律を変更して下記『才女』として歌われた。




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【日本語詞】

この日本語詞は、緒園凉子のものをもとに、原詞の表現を加味して作成したものである。他にも堀内敬三、藤浦洸、茂原二郎の訳詞がある。

1      春の岸辺に 咲きし花よ  

君が姿を 何にたとう 

その御前(みまえ)に この身ささぐ 

愛(いと)し アンニー・ローリー 

われは誓う

2      雪のかんばせ 清きうなじ 

われを見給う 青き瞳 

その輝き 空の星か  

愛(いと)し アンニー・ローリー 

夢に浮かぶ

3      秋の木の葉の 露をこぼす 

野のそよ風か 君が御声(みこえ) 

清(すが)し響き 心揺する 

愛(いと)し アンニー・ローリー 

われは慕う 

 




 

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ブリティッシュ ソング

 

 

 

                  

 

 

                  

 

 

                  


 

 





 

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コメント 6

YUTAじい

おはようございます。
曲もですが・・・見事な田園風景引き込まれて仕舞いました。
今日も一日穏やかに過ごせそうです。
何時もありがとうございます!
by YUTAじい (2014-10-11 04:45) 

般若坊

YUTAじい さん おはようございます。スコット夫人・・・たった一曲で世界的に有名になりました。
これ以外の曲は残っていませんし、写真もありません。
仕方なしにスコットランドの写真を探して乗っけました。見事な田園風景ですね。
スコットランドの分離独立をめぐって住民投票がありましたが、私はイギリスに残って連邦を形成する事に賛成でした。
空いた所にイギリス民謡を掲載しましたが、日本の唱歌として聞き知った旋律のルーツがここにあったんですね。
開国日本の欧風化にあたって、先人の先見の明に感謝です。 ^^
by 般若坊 (2014-10-11 08:11) 

sig

こんにちは。
ブリティッシュ・ソングに掲げられた曲はすっかり日本の曲として定着しているのに、スコットランドのことをあまり知らない自分を恥ずかしく思います。漠然とイギリスから独立しない方がいいなと思っておりました。
by sig (2014-10-12 14:34) 

般若坊

sig さん こんにちは。コメントありがとうございます。
イギリスは日本のほぼ反対側にある国ですが、比較的日本との関係が密ですね。
日英同盟に始まって不幸な時期もありましたが、皇室同士のお付き合いがある為か、親近感を持たせます。
ブリティッシュソング・・・旋律を聴くと”庭の千草” ”埴生の宿” ”蛍の光”等々聞き知った曲ばかりです。
分離独立に対して自由な投票を認め、国民が良識な判断を下すと云うのは、民主主義の最たるものです。
未だに、自由な立候補や投票を認めない何処かの国とは、大違いですね! ^^;
by 般若坊 (2014-10-12 16:01) 

beny

 イギリス民謡って、気品があって美しくスケールの大きい感じの歌曲が多いですね。グリーンスリーブス、ダニーボーイなども同様の気がします。
by beny (2014-10-12 19:29) 

般若坊

beny さん こんばんは。 そうですね グリンスリーブスもありましたね。
これらの各曲にはスコット夫人のように作曲者が明確になっているのでしょうかね?
台風19号が近づいています。ガーデンの養生を念入りにやられた方が・・・ 
折角の丹精が無に帰すると残念ですから・・・ ^^;
by 般若坊 (2014-10-12 19:46) 

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