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特別編・Serenade 4

 

 

 

Serenade

 












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婆さんや・・・あんたの家の窓下で、この歌をよく歌ったな~・・・

そうですね お爺さん あの頃のお前さんは いい男だった・・・

 

 

 

 

 

 

 セレナーデ(ドイツ語: Serenade(南ドイツ・オーストリアではセレナーデ、北ドイツではゼレナーデ))は音楽のジャンルの1つであるが、一般的な言葉としては、恋人や女性を称えるために演奏される楽曲、あるいはそのような情景のことを指して使う。 


各国では、フランス語: sérénade(セレナード)、イタリア語: serenata(セレナータ)、英語: serenade(セレネイド)。


 日本ではセレナーデもしくはセレナードと呼ぶことが多い。また夜曲(やきょく)あるいは小夜曲(さよきょく)と言う。 















































































音楽史とセレナーデ 



音楽史においては、以下の3つのカテゴリーが存在する。 


セレナーデの祖形 最も古い用法でありながら、こんにち口語に残っている「セレナーデ」は、親しい相手や、その他の称賛すべき人物のために、夕方しばしば屋外で演奏される音楽を指す。


このような意味によるセレナーデは、中世もしくはルネサンスにさかのぼり、「セレネイド(serenade)」という英語は、通常はこの慣わしに関連して使われる。


たいていは一人の歌い手が、携行可能な楽器(リュートやギターなど)を手ずから弾きつつ熱唱する、というパターンはあるが、特定の音楽形式が存在するわけではない。


この意味でのセレナーデは、時代が下がってからも登場し、しばしば古い時代を舞台とするオペラのアリアに見受けられる(たとえばモーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》など)。


また、シューベルトやリヒャルト・シュトラウスの歌曲に「セレナーデ」と題するものがあるが、明らかに恋人や女性に歌って聞かせる種類のものでる。   




 17世紀のセレナータ 



バロック時代においては、一般にイタリア語の「セレナータ」が使われた。


この場合の「セレナータ」は一種の世俗カンタータであるが、室内カンタータの存在に対して、セレナータは野外における機会音楽であり、夜のしじまの中で、声楽家と器楽グループからなる合奏団によって演奏された。


代表的なセレナータ作曲家に、アレッサンドロ・ストラデッラ、アレッサンドロ・スカルラッティ、ヨハン・ヨーゼフ・フックス、ヨハン・マッテゾン、アントニオ・カルダーラらがいる。


普通これらの作品は、最低限の演出をともなって大々的に上演され、カンタータとオペラの中間的な様相を示した。


いくつかの記述によると、1700年ごろのカンタータとセレナータの主な違いは、セレナータが野外の音楽だったので、トランペットやホルン、打楽器など、小部屋ではうるさすぎて使い物にならない楽器でも利用することができた点にあるという。




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18世紀以降のセレナーデ 



音楽史において最も重要で一般的なセレナーデの種類は、複楽章による大規模な合奏曲である(これは特に「セレナード」の表記が用いられる場合が多い)。


ディヴェルティメントとも関連があり、主に古典派やロマン派において作曲されたが、20世紀に入ってからもわずかな作例がある。

交響曲や協奏曲などの複楽章制による絶対音楽に比べると、楽章数が多いこと、性格的に軽めであること、主題の展開や表現の濃密さよりも、響きのよさや愉悦感が重視されがちであること、などの特色がある。


その作例は、イタリア、オーストリア、ボヘミア、ドイツにまで広がっている。18世紀のセレナーデに典型的な楽器編成は、木管楽器とヴィオラ、複数のコントラバスであった。これらは「立って」演奏できる楽器であり、セレナーデが屋外ないしは野外で演奏されるという伝統に深く関係するものだった。


古典派のセレナーデは、開始楽章と終楽章において行進曲が使われている。これは、演奏家が入退場の際に、しばしば行進しなければならなかったからだろう。この種のセレナーデで最も有名なのは、間違いなくモーツァルトの作品群である。楽章数は4楽章をこえ、ときに10楽章にまで及ぶ。


 

モーツァルトの最も有名なセレナーデは、《ハフナー・セレナーデ》と、弦楽合奏もしくは弦楽四重奏のための《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》である。大掛かりなセレナーデは、時にそこから適宜楽章を抜粋して、交響曲や協奏曲に改変されることもあった。19世紀までにセレナーデは演奏会用の作品に変質し、戸外や儀礼とほとんど無縁になった。


ブラームスの2つのセレナーデは管弦楽曲であり(ただし第1番は当初は室内楽編成だった)、管弦楽法に習熟するための、いわば交響曲の習作だったといっても差し支えない。


弦楽オーケストラのためのセレナーデは、ドヴォルザーク、チャイコフスキー、エルガー、スクなどが作曲している。ヴォルフの《イタリアのセレナーデ》は、単一楽章による弦楽四重奏ないしは弦楽合奏のための作品で、セレナーデとして作曲された短い音詩というべき作品である。


管楽合奏のためのセレナーデはドヴォルザークやリヒャルト・シュトラウスなどが作曲している。シベリウスは、協奏的作品として2曲のセレナーデを作曲しているが、弦楽合奏のための組曲《恋する人》(原曲は男声合唱曲)は一種の弦楽セレナーデと呼べなくない。


その他のセレナーデとしてはフックスやレーガーの作品が挙げられる。近年ニールセンの《かいなきセレナーデ》も再評価されつつある。   







 現代のセレナーデ 


20世紀には、ギーゼキングが弦楽四重奏のための《セレナード》を、ベンジャミン・ブリテンが《テノール、ホルン、弦楽合奏のためのセレナード》を、ストラヴィンスキーがピアノのための《セレナード》を作曲した。


アルベール・ルーセルも《フルートとヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ハープのためのセレナード》を作曲している。シェーンベルクは十二音技法を用いて室内楽(一部に独唱をともなう)のための《セレナーデ》を作曲した。


ショスタコーヴィチは最後の弦楽四重奏曲(第15番)の楽章に「セレナーデ」と名づけている。 また、ジャズでは、グレン・ミラーが『ムーンライト・セレナーデ』、『サンライズ・セレナーデ』を作曲している。グレン・ミラーは『銀嶺セレナーデ』という映画にも出演している。


















































































 

 









[ぴかぴか(新しい)]














 

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nice!(64)  コメント(14) 
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コメント 14

YUTAじい

おはようございます。
後程ゆっくり拝聴させて戴きます・・・癒されますね。
遅々としてますが・・・何時も応援ありがとうございます。
by YUTAじい (2015-04-11 07:31) 

般若坊

YUTAじい さん おはようございます。ここの所寒くて 天候が今一ですね。
ヴィクトリーの細かい偽装は、根気のいる仕事ですね。ホビーですから何も急いでする必要はないわけです。私どもも根気よく待っていますよ!
今回のセレナードで発見がありました。ビゼーのセレナーデははじめて聞きました。簡潔ですが、なかなか心を打たれる旋律です。
mp3で載せてみましたので、是非お聞きください。 ^^
by 般若坊 (2015-04-11 10:05) 

旅爺さん

最初の写真と話してる様子がほのぼのとしていて、
爺もこの様な暮らし方がしてみたいものです。
by 旅爺さん (2015-04-11 10:59) 

般若坊

旅爺さん こんにちは。いつもありがとうございます。
爺さんが歌うのを、婆さんが物思いにふけりながら聴いている・・・この写真を見たときに、セリフが浮かびました・・・こんな情景かな?と思いながら・・・
ビゼーの曲のリリックが、若かりしころの爺さんの歌声に想えて・・・ 豊かではないかもしれないが、老夫婦の間に流れる絆。 ^^
by 般若坊 (2015-04-11 11:37) 

katakiyo

家の窓の下で歌ったセレナーデを婆ちゃんの側で元気に歌える幸せを
感じてください。
by katakiyo (2015-04-11 20:58) 

般若坊

katakiyo さん こんばんは。
そうですな~ ”亭主元気で留守が良い”うまいこと言ったものですね。
病気して 心配かけちゃ いけないですね! ^^
by 般若坊 (2015-04-11 21:16) 

sig

こん゛はんは。
ビゼーのセレナーデ、聞いたことがあります。私のことですから何かの映画で使われていたのかもしれません。あるいは知人のコンサートでかな。いい曲ですよね。
by sig (2015-04-11 22:05) 

般若坊

sig さん こんばんは。そうですか・・・耳に残っているんですね。
この旋律なら映画のシーンに使われても、おかしくないですね!
視点を変えて、ブログを作成してみるのも必要ですね。
ビゼーの特集を組んだ時に、この曲にたどり着いたか?甚だ疑問です。 ^^;
by 般若坊 (2015-04-11 23:13) 

ponnta1351

冒頭の「婆さんや・・・」に、この二人も過っては若かかったんでしょう。セレナーデを、奏でられて一層恋も燃えたでしょうに、と想像してしまいました。
ブランデーそろそろ解禁します。こちらのセレナーデを聴きながら(笑)

ハイフェッツのチゴイネルワイゼンのドーナツ盤まだあります。「ヴァイオリンニスとの王」と言われた人ですよね。チゴイネルワイゼンの超絶技巧の演奏に比べこのセレナーデは静か。
by ponnta1351 (2015-04-12 20:09) 

般若坊

ponnta1351 さん こんばんは。今日の懐石料理はいかがでしたか?
ナポレオン 解禁ですか・・・明日の精検結果の回答を待って?
ご主人との美味い乾杯をしてください。 そう!セレナーデを流しながら・・・ ^^
by 般若坊 (2015-04-12 20:26) 

旅爺さん

家内がムードミュージックのCDセットを買ったと思ったら、
演歌の大全集のCDを買い込みました。同じ音楽でも大分違いますね。
by 旅爺さん (2015-04-13 09:16) 

般若坊

旅爺さん おはようございます。好きな音楽は、人様々・・・です。
日本の演歌が独特で、旋律よりも歌詞およびその表現に力点があるのは、古来からの浪曲・浪花節から来ているような気がします。
物語を如何に早く理解させるか?まず歌詞があって、それに曲を当てはめる・・・これは偏った私見かも・・・
また曲の表現方法も独特ですね・・・クラシックの歌手が歌う演歌は、”これがあの曲か!” と思うほど新鮮に聞こえます。
最近は旋律に重点が移っているようですが、歌詞に深みが欠けるようにも感じます・・・ ^^;
by 般若坊 (2015-04-13 09:55) 

yoriko

リチャードクレイダーマンのピアノを久しぶりで聞きました
どの曲もしんみり聴ける素晴らしい名曲ですね


by yoriko (2015-04-14 21:50) 

般若坊

yoriko さん こんばんは。リチャードクレイダーマンがお好きですか?
一時期 一世を風靡した ピアニストですよね。特に御婦人方のファンが多かったですね・・・
いま 色いろ考えていますが、一世を風靡した演奏家の特集なんぞは、面白いかもしれませんね! ^^
by 般若坊 (2015-04-14 22:48) 

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